自国の料理しかほとんど家庭の食卓に並ばないという国も世界にはたくさんありますが、日本の食卓は、和食だけではなく洋食も並ぶことが多いですので、どの家庭でも料理に合う様々な種類の食器があると思います。また、洋食と言っても様々で、フレンチもあればイタリアンもありますし、料理好きな方であればロシア料理やメキシコ料理を自宅で作るという方もいるでしょう。
でも、そういう方であっても、スペースの都合などで、できるだけお皿は増やしたくないかも知れませんね。例えば、サンマやほっけなどの焼き魚は横長の和食器に乗せられている方が美味しそうに見えますが、丸い洋食器に乗っていたら、美味しさも半減するような気になりますよね。
和食器も洋食器もたくさんあるという場合ですが、どちらかをできるだけシンプルなものにすれば、テーブルの上で様々な食器の組み合わせができても美しく、料理も美味しく見えます。例えば、洋食器は白のシンプルなものにすれば、和食器にイラストや大胆な柄が描かれていても違和感がありません。逆の場合もそうです。白いリチャード・ジノリのお皿は和食を乗せても意外と合いますし、どんな料理やお皿ともケンカすることが少ない万能なアイテムです。
美味しく見えるような和食器と洋食器のポイント
食事は味も重要ですが、食事は目でも楽しむものです。見た目が美しければ、料理も一段と美味しく見えるといえるでしょう。それを和食器、洋食器それぞれに合ったポイントを考えてみましょう。
和食器は、和の食材と料理がやはり一番合います。あまり主張しない、藍色や深緑等の食器はとても合わせやすいです。その反面、料理をより華やかにするために、あえて柄や画が描かれた食器を使うと新鮮に映ります。特に、水彩の和柄、日本画のような柄の皿があるだけで、普段の地味目な色彩の料理であっても、一気に華やかさがアップします。
対して洋食器はやはり洋食で合う物が多いです。洋食は色合いの主張が多いので、真っ白な皿に盛るだけでも画になります。そこにワンポイントプラスするならば、派手な洋食のパワーに負けないくらいの、派手めな柄の食器を使うことです。小花柄や幾何学模様の皿ならば、それだけでもオシャレですし、合わせる難易度も高くありません。また、もっと上級者向けの人は、思い切って貴族の食卓をイメージしてお皿を選んでみて下さい。和食でも、漆塗りの食器をたまには使ってみると、一気に画面が上品になります。普段使いに優れているさり気ない主張のある食器と共に、時には高級感のある食器とシンプルな食材を合わせて見て、ギャップで見せるのもいいでしょう。
普段使いとして愛用しよう
食事と言うのは人間の基本です!その食事を美味しくするのは料理の腕は勿論料理を盛り付けるお皿も重要になってきます。
日本人の食卓には、大きく分けて和食器と洋食器が並ぶことが比較的多いです。
和食器は持ち上げていただく、洋食器は置いたまま食事をすることが大きな違いです。これは東洋と西洋のマナーの違いからきています。
まず和食器は、昔の日本を感じさせてくれる温かみがあるのが魅力です。セットで売られることがあまり多くなく単品で売られることが多いです。一品一品手のこもった風合いがあります。
和食器を選ぶなら、落ち着いた色合いや形を選ぶと長く普段使いとして愛用できます。急須や湯呑みを和食器でそろえると大変素敵です。
反対に洋食器は、ティーカップセットに代表されるようなセット売りが多く、華やかな色合いのものを揃えると食卓も華やぎます。
結婚式の引き出物にもよく贈られ、特に普段自分では買わないようなブランドの洋食器は若い女性を中心に大変喜ばれます。ただ引き出物で頂いたからと言って、使わずにいるのはもったいないことです。
高価な食器も普段使いして食事をすることで、一層食事が楽しめるため気軽に高価な食器を使ってみることが大切になってきます。